小堀 善友プライベートケアクリニック東京 東京院 院長
小堀 善友
プライベートケアクリニック東京 東京院 院長性感染症を総合的に診る、泌尿器科専門医
- 日本性感染症学会 認定医
- 日本泌尿器科学会 専門医・指導医
- 日本エイズ学会 認定医
- 登録衛生検査所 エニーラボラトリー 精度管理責任者・指導監督医
性感染症を診る上で大切にしていること
「検査だけ」では分からない
性感染症の検査ができるクリニックや検査キットが以前よりも身近になり、検査を受けることへのハードルは下がってきました。それ自体はとても良いことだと思います。
ただ、診察していて気になるのは、「検査結果が出た=すべて解決」と思われているケースが少なくない、ということです。
実際には、「検査だけ」では正確な診断はできません。
というのも、例えば梅毒など、抗体が陽性になるまでに時間がかかるような病気では、検査では「陰性」であるにも関わらず、感染力があり、治療が必要な場合があります。
反対に、「陽性」の結果でも、感染したことがある人の場合は、過去の感染の痕跡を拾っているだけで、今は感染していない、というケースもあります。
だからこそ、目の前の患者さまの様子を見て、しっかり問診を聞き、視診触診といった所見を取ることが重要です。
具体的には、
- いつ、どのような感染機会があったか
- どのような症状を感じているか
- 性器や皮膚・粘膜に、どのような所見があるか
こうした情報を組み合わせてはじめて”適切な検査”を選び、その上で正確な診断につなげることができるのです。
一人ひとりに適切な検査を選ぶ
ではその”適切な検査”とは何なのか。それは、状況によってその都度変わります。
どの病気を、どの部位を、いつ検査するか。そして結果をどう判断するか。この4つを毎回考えることが、検査を意味のあるものにします。
- どの病気を検査するか
-
クラミジア、淋菌、梅毒、HIV、マイコプラズマ・ジェニタリウムなど、性感染症にはさまざまな種類があります。
全員に同じ検査が必要な訳ではなく、症状の有無や感染機会、これまでの経緯などからその方に必要な検査を考えます。
- どの部位を検査するか
-
性感染症は性器だけに感染するわけではありません。
性行為の内容によっては、咽頭(のど)や直腸にも感染します。
無症状でも感染していることがあるため、どの部位に感染リスクがあるかを考えて検査することが大切です。
- いつ検査するか
-
感染してから検査で確認できるようになるまで、一定の期間(ウインドウピリオド)が必要なものがあります。
感染直後に陰性だったとしても、それだけでは感染を否定できない場合があります。
「何を検査するか」と同じぐらい、「いつ検査するか」も重要です。
- 検査結果をどう判断するか
-
検査結果は診断のための重要な判断材料ですが、前述の通りそれだけで結論は出ません。
陰性でも症状がある場合は、性感染症以外の原因も考える必要があります。
このように、検査結果と診察で得られた情報を合わせて総合的に診断することを大切にしています。
診療の現場と検査の現場。両方を知っています
私は診察室で患者さまと向き合うだけでなく、検査そのものの品質管理にも携わっています。
エニーラボラトリー
川崎市衛生検査所登録 第291号
- 精度管理責任者
- 指導監督医
診療の現場では、患者さまの状況から「どの検査を選ぶか」を考えます。一方、衛生検査所、すなわち検査の現場では、採取された検体がどう扱われ、どう検査され、その精度がどう保たれるかを管理・監督しています。
検査結果を読むとき、その数字の背景にある「どう測られたか」まで考えられるのは、検査が実施される現場を知っているからこそです。
「診療の現場」と「検査の現場」、この両方の視点を持っていることが、私の性感染症診療の強みの一つだと思っています。
※エニーラボラトリーは株式会社アルバコーポレーションが運営する登録衛生検査所です。
泌尿器科の視点から性感染症を見極める
性感染症は、咽頭(のど)や直腸に感染したり、梅毒やHIVのように全身性のものもありますが、やはり中心となるのは、性器です。
泌尿器科で20年以上、性器の診察を続けてきた経験があるからこそ、陰茎や陰嚢の異常に対して診察する際には、「これは性感染症であろう」というアンテナがピーンと張るのです。逆に、性感染症以外の疾患の鑑別も得意としています。
診断・治療の「その後」まで
性感染症は、診断・治療して終わりではありません。私が大切にしているのは、「その後」まで一緒に考えることです。
- 治療
-
感染が確認されたら、適切な治療を行います。
- 治癒確認
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性感染症の中には、耐性菌の問題で一部の薬が効かないものもあります。そのため、病気によっては、治療後に完治したかどうかを確認する必要があります。
パートナー同士で移し合うピンポン感染を防ぐためにも、とても重要な確認です。
- 予防
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性行為は治療のその後も続くもの。以降の感染を防ぐために何ができるのか。今後の予防策についても一緒に考えます。
あまり知られていないかも知れませんが、性感染症の予防法は、コンドーム以外にも様々な選択肢があります。
これらの具体的な予防法を提案することも、診療の一部です。
診断・治療の「その後」まで。
患者さまの性の健康を総合的に考えることが、性感染症専門クリニックとして重要だと考えています。
略歴・専門領域・活動
略歴
- 金沢大学医学部卒業 金沢大学医学部泌尿器科入局
- 長野赤十字病院 泌尿器科
- 厚生連高岡病院 泌尿器科
- 金沢大学医学部 大学院
- 石川県立中央病院 泌尿器科
- 獨協医科大学越谷病院(現 埼玉医療センター) 泌尿器科 助教
- 獨協医科大学越谷病院(現 埼玉医療センター) 泌尿器科 講師
- イリノイ大学シカゴ校 リサーチフェロー
- 獨協医科大学越谷病院(現 埼玉医療センター) 泌尿器科 講師
- 獨協医科大学埼玉医療センター 泌尿器科 准教授
- プライベートケアクリニック東京 (東京院 院長)
学会・資格
- 日本泌尿器科学会 専門医 指導医
- 日本生殖医学会 生殖医療専門医 代議委員
- 日本性感染症学会 認定医
- 日本エイズ学会 認定医
- 日本性機能学会 専門医 理事
- 日本性科学会 セックスセラピスト
- 日本アンドロロジー学会 理事
受賞歴
- 日本性感染症学会 学術奨励賞
- 日本泌尿器科学会東部総会 優秀演題賞
- 第104回日本泌尿器科学会総会賞
- AUA2016(米国泌尿器科学会) Best poster award
- 第35回日本アンドロロジー学会学術大会 学会賞
- AUA2018 (米国泌尿器科学会) Best poster award
専門領域
- 性感染症診療
- 性病検査
- 梅毒
- クラミジア感染症
- 淋菌感染症
- 男性尿道炎
- Mycoplasma genitalium感染症
- HIV検査・診断
- HPV・尖圭コンジローマ
- 性感染症予防
- 泌尿器科
- 性の健康に関する相談
性感染症に関する研究・論文
日常診療で得られた課題や知見を研究し、医学・医療の現場へ還元することにも取り組んでいます。
梅毒、Mycoplasma genitalium、性感染症診療、郵送検査・オンライン診療などについて研究・報告を行っています。
主な性感染症関連論文
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・小堀善友、吉田直人、定岡侑子、尾上泰彦:医療の確保-梅毒を見逃さないための診療の基本. 公衆衛生88: 294-301, 2024. DOI:10.11477/mf.1401210259
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・小堀善友、岡本奈桜子、野路裕理子、萬田和志:オンライン診療と郵送検査が作り出す新しい時代の性感染症診療. 日本性感染症学会雑誌34: 1-7, 2023.DOI:10.24775/jjsti.o-2023-0004
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・Kobori Y, Yoshida N, et al. Outcomes of Sequential Therapy With Minocycline and Sitafloxacin Versus Sitafloxacin Monotherapy for Mycoplasma genitalium Infections. Int J Urol. 2025 Jun;32(6):767-769.DOI:10.1111/iju.70046
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・Yamagishi Y, Kobori Y, et al. Identification of Key Risk Factors for Syphilis Among High-risk Populations in Urban Areas of Japan. J Infect Chemother. 2025 Nov 14:102863.DOI:10.1016/j.jiac.2025.102863
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・Inada M, Kobori Y, et al. Two-week course of minocycline therapy for early syphilis compared with benzathine penicillin G: a single-centre retrospective cohort study. Sex Transm Infect. 2026 Mar 24:sextrans-2025-056861.DOI:10.1136/sextrans-2025-056861
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・Okumura N, Kobori Y, et al. LC16m8 for Pre-exposure Prophylaxis against Mpox in a High-Risk Population: An Open-Label Randomized Trial. Clin Infect Dis. 2025 Feb 21:ciaf074.DOI:10.1093/cid/ciaf074
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・小堀善友: 男性のプレコンセプションケア、産婦人科医が知っておきたいプレコンセプションケアの最前線 Ⅱ.産婦人科の実際73:589-594,2024.DOI:10.18888/sp.0000002984
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・Rimmer MP, Kobori Y, et al. A core outcome set for future male infertility research: development of an international consensus. Hum Reprod. 2025 May 1;40(5):865-875.DOI:10.1093/humrep/deaf039
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・Kobori Y. Home testing for male factor infertility: a review of current options. Fertil Steril. 111(5):864-870, 2019.DOI:10.1016/j.fertnstert.2019.01.032
講演・学術発信
著書・寄稿
メディア・一般発信

小堀 善友
プライベートケアクリニック東京 東京院院長
- 日本性感染症学会 認定医
- 日本泌尿器科学会 専門医・指導医
- 日本エイズ学会 認定医
- 登録衛生検査所 エニーラボラトリー精度管理責任者(2021年6月~)
- 登録衛生検査所 エニーラボラトリー指導監督医(2023年4月~)







