PrEP薬には「ツルバダ」と「デシコビ」の2種類があり、当クリニックでは、それぞれのジェネリック医薬品を処方してきました。

性別や性交渉の相手、服用方法に応じて、『日本におけるHIV感染予防のための曝露前予防(PrEP)利用の手引き』に沿って、適切な薬剤をご案内していました。

しかし、2024年8月にツルバダが国内で初めてHIV予防薬(PrEP)として薬事承認されたことに伴い、ツルバダのジェネリック薬(TENVIR-EM)は国内で入手できなくなりました。

そのため、現在当クリニックでは、PrEPに関してデシコビのジェネリック薬(TAFICITA)を使用しております。

デシコビはツルバダよりも新しい薬であるため、オンデマンドPrEPや女性のデイリーPrEPに関する研究データがなく、これまでは推奨されていませんでした。
しかし、その性質や効果を踏まえると、ツルバダと同等の有効性があると考えられています。

2025年9月に『日本におけるHIV感染予防のための曝露前予防(PrEP)利用の手引き 第2版』が発表され、オンデマンドPrEPや女性のデイリーPrEPにおけるデシコビの使用についても、医療者との相談のうえでの処方が推奨されるようになりました。

当院では、HIV診療および性感染症の専門医が診察を行っております。
デシコビを用いたオンデマンドPrEPや女性のデイリーPrEPの使用についても、適切な服薬指導とリスク説明を行ってまいります。