当クリニックのこだわり当クリニックは、
一つ上の専門性とプライバシーの
保護にこだわっています。
性感染症診療における専門性の大切さ
「性感染症」についての専門性
「専門性って、病院だったら当たり前じゃない?」
そんな風に思われる方もいるかも知れません。
もちろん医師なので、診療する科の専門知識を持っているのは当然です。
しかし、性感染症をしっかりと診療するには、多くの臨床経験を積みながら、最新の情報に触れ続けることで得られる専門知識が必要です。
例えば、近年梅毒の患者数が急増していますが、梅毒を見た経験のある医師が少ないために、見逃されているケースがかなりあるだろうと言われています。
また、淋菌においては、薬の効かない耐性菌の問題がますます大きくなっています。
最近はインターネットで抗菌薬(抗生物質)を個人輸入して、ご自身の判断でお薬を服用してしまう例があるようですが、自己判断での服用は、副作用のリスクはもとより、不完全治癒のまま経過してしまうことも考えられます。
こういった情報は、いままさに学会等で議論されているトピックスであり、知らなければ適切な治療ができません。
性感染症の適切な診断・治療には、このような経験と最新の知識が重要となるのです。
当クリニックの院長 尾上泰彦は、日本性感染症学会の専門医および名誉顧問を努めています。学会や各地のSTI研究会等において、医師向けに教育講演を行い、専門書を執筆するなど、性感染症の知識を広げるため努めています。
また、その他の医師も、国立国際医療研究センター病院の総合感染症科や、エイズ治療・研究開発センター(ACC)に所属しており、国立感染症研究所の主任研究官も当クリニックの客員研究員として在籍しています。
「性の健康」についての専門性
性感染症の大きな特徴は、病気そのものだけが問題ではありません。
性感染症は、そのイメージから、受診が遅れがちですが、放置すれば妊孕性(妊娠しやすさ)の低下や母子感染の原因になることもあります。
また、パートナーとの関係に影響を与えたりなど、性感染症の背景には「性の健康」に関わる様々な問題が隠れています。
性感染症の診療においては、単に病気を治すだけでなく、そういった知識を持った上で患者さまをケアする必要があると私たちは考えます。
当クリニックでは、医師だけでなく、他のスタッフも全て性の健康やカウンセリングについての専門知識を持っています。
何か気になることがありましたら、気兼ねなくお尋ねいただければと思います。
スタッフの取得資格
- 性の健康カウンセラー
- HIV検査相談研修 修了
- 日本性感染症学会 会員
- 日本エイズ学会 会員
プライバシーの保護について
性感染症は、
人と人が出会って初めて生じる病気
これほど人間性豊かな病気はありません
当クリニックの院長、尾上泰彦の言葉です。
性感染症は恥ずかしい病気ではありません。ですから、私たちとしては、ぜひ堂々と受診していただきたいと思っています。
「性感染症でお悩みの全ての人が、なんの気兼ねも無くクリニックを受診できること」
これが、私たちの理想です。
ただ、やはり恥ずかしくて受診しづらいと感じるのも当たり前の感情だと思います。
どんな方にも気軽に受診していただけるように、という想いで、クリニック内はプライバシーに徹底的に配慮した作りにしています。
待合室は全席 個別のスペースです
カーテンなどの簡易な間仕切りではなく座席自体にしっかりとしたついたてがあります。実際に座ると思った以上にプライベート感を感じていただけるかと思います。
診察室の音漏れを抑える
サウンドマスキングシステム
診察時は、しっかりとお話をお伺いしたいと思います。
気兼ねなくお話していただけるよう、診察室の会話が待合室に漏れるのを防ぐサウンドマスキングシステムを導入しています。
待合室全体に、空調音のようなノイズを流すことで、診察室の音を聞こえなく(マスキング)する、人間の聴覚特性を利用したシステムです。
採取室にも一人ひとりご案内しています
待合室や診察室においてはもちろん、採取室でも他の患者さまと顔をあわせないよう、一人ひとりご案内しています。
また、採取用のお手洗いは、患者さま一人ひとりがご使用される前に必ず掃除をしています。
ゆったりとお話ができる相談室もございます
性感染症のお悩みは、身近な人にも相談するのが難しい場合があります。どのようなことでもお気軽にご相談いただけるよう、相談室もご用意しています。
少し込み入った話になる場合は、こちらでお話をお聞きすることもできます。